住宅外壁の塗り替えなどの外部塗装であれば、施工後のチェックもしやすいですが…。

内部、さらにアパートの風呂ともなると大家さんでも、
なかなか様子確認もしにくいようです。

以前、施工させていただいたバスタブ。

行き会うたびに、施工後の状態が気になっていました。
そんなわけで、気にしつつも前回から数年、今日確認することができました！



気になっていた理由のひとつ。塗料の動向。

こんなことがありました。
追加工事があり塗料の発注時のこと。
クレームが多かったのか、あるメーカーでは廃番になり、
また他のメーカーでは出荷前に責任の所在を明らかにするため（？）の一筆を要求されたり。
と、いろいろありました。

なかなか扱いが難しい塗料だったようです。

施工後にそういった情報が入ってきたもので冷や汗ものでした。
とりあえず施工後の不具合については住人からは何も報告がないということで不安に思いつつ現在に至っています。

難しい塗料であることは少し考えれば、壁や屋根のようにはいかないことは想像できます。
石鹸カスや皮脂など、汚れの質もいつもと違います。
さらに、お湯が張られたり、洗剤で洗われたりと、かなりハードな状況が毎日繰り返されるわけです。


おそらくクレームの多くは剥がれでしょう。
この塗料に限らず、十分な下地を作れないまま塗装してしまうと剥がれます。
そこに先ほどのハードな条件が重なるとやっぱり怖いですね。
塗料自体はフッ素の耐候性は最高の部類に入る物です。
塗料の質も大切ですが、下地の処理もかなり大切です。

とにかく、早く塗ってしまえ！ではなく、
しっかりと下地を作ること。
改めてその大切さを感じました。

今回は問題なく４年経過しお客様にも喜ばれようやく一安心する事ができました。