内装は生活の近くにあり、目につくと汚れや傷みが気になりやすいかもしれません。
昨年内部の壁や天井の塗替えをさせてもらったお客様から室内の建具や床塗装の相談を受けています。
天井や壁がきれいになり、今まで気にしていなかったほかの部分の傷みが気になってきたとのこと。
一番気を付けなければならないのは、やはり現在の状態です。
傷み具合はもちろんですが、床表面にワックスや塗装がしてある場合はそれらの処理が重要になります。
ワックスでお手入れされているようでしたらワックスの除去。
塗装されているようでしたら、塗装の傷みに合わせた下地処理が必要です。
今回はワックスでお手入れがされているケースです。
また、ワックスをかけるならばそれほど大がかりな処理はいりませんが、ワックスから塗装となると現在のワックス除去が必要となります。
ワックスの上に塗り重ねてしまうと、剥離や塗膜形成に問題が出るケースもあるのでここが一番の肝になります。
【塗装前の処理はとても重要】
10年ほど前、自宅床でワックスから塗装への塗替えをテストしましたがワックス除去は入念に行いました。
今のところ塗膜の剥離はありません。
ワックス除去を前提に、窓際の日焼けによる床材の変色をカバーしたい。
普通に生活されている室内であるので低臭かつ短期間といったことも求められます。
まずは仕上がり感のチェック。
薬品で強制的に傷めた床材でサンプル作成してみました。
写真上部は色褪せ、表面も劣化しています。
写真下部は塗装済みです。
塗装前グレーに見える部分は床材表面まで傷みが進んでいる部分で、黄色く残っている部分より塗料が吸い込みやすい状態になっています。そのため、グレーだった部分は塗装後も色が濃く付いています。
あまり極端な傷みの差があると仕上がりに影響が出てしまうので、できるだけ塗装面の状態をそろえたいのですが…。
さあ、どこまで追い込むか。
今回は、劣化具合がまちまちなので場所に応じて塗料を変えるご提案になりそうです。
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